Tanyの殴り書き

29歳自由人が殴り書きします

 

危険?稼げる?治験バイトの実態は?治験に何度も参加した体験談

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治験バイトの印象はどのような物でしょうか?

危険じゃないのか?怪しいんじゃないか?といった印象を持たれている方がいるかと思います。僕も参加する前は不安でいっぱいでした。

今はブログでも記事にしてますが、昔からお菓子とかスイーツをアホみたいに食べていたんですよ。結構健康面を心配してくれる人が多いです。

昔フリーターをしていた時に友達から治験を勧められたのが出会い。

治験サイトに登録し、説明を受け、参加してわかったことはそんなことは杞憂で、むしろ健康になれるアルバイト(有償ボランティア)だと判明したんですね。

会社で健康診断を受けていないニートやフリーター、個人事業主(フリーランス)、時間がある大学生には大変おすすめなバイトになってますよ!

今回はそんな治験の実態について書いていきますね。

 

治験モニターとは?

ひとつのくすりが誕生するには、長い研究開発期間を必要とします。その間、培養細胞や動物でさまざまなテストを繰り返し、有効性の確認と安全性の評価を行います。そして、最後の段階でヒトを対象に行う試験が「治験」です

治験とは | 新薬・治験情報 | 日本製薬工業協会

治験バイトと上記では呼んでいましたが実際は有償ボランティアになります。

施設に宿泊しながら生活し、新薬を定期的に摂取するのが治験モニターです。

 

治験には健常者を対象に行うものと、実際に対象の病気にかかっている患者(糖尿病、ガン等々)に対して行うものがあります。

今回は健常者に対して行う治験について書いていきます。

 

治験は稼げるの?

治験には通院パターンと入院パターンがあります。

  • 通院 1万円程度(1日当り)
  • 入院 2万円程度(1日当り)

通院の場合のほうが拘束時間が短いので謝礼が少なくなります。

通院の場合は5時間程度の拘束がメイン。

しっかりと交通費も支給され、実際にかかる金額より多少多めに支払われます。

入院の場合は数日~1ヵ月程度施設に入院することになるので、拘束時間が長く謝礼も高額になります。

24時間拘束で2万円を高いと思うか安いと思うかはお任せします。

 

謝礼は最終日に現金でもらえます。

またボランティアなので税金の対象外になります。

例えば1ヵ月の治験に参加し60万円ほどを謝礼として受け取っても一切税金がかかりません。税金がかからないってのは非常に大きなポイントですね。

 

治験に参加するまでの流れは?
  • ネットで仮会員登録
  • 説明会&登録会
  • ネットや電話で治験の参加に応募
  • 健康診断に参加
  • 合否の発表
  • 合格の場合に限り治験に参加可能

まずは治験サイトに登録し仮登録を行います。

 

JCVN治験ボランティア

最大手の治験ボランティアサイト「JCVN」であれば間違いないです。

治験サイトの中には怪しいサイトも多く、大手サイトでは警告を促しています。

本来は入会金や年会費などは絶対にかかりませんが、そういったものを要求してくるサイトもありますので注意してください。

 

応募が完了すると次は説明会に参加します。

これには絶対に遅刻しないようにしましょう。

遅刻するような人間は集団生活ができないとみなされ、治験に参加できない場合があります。これはかなシビアに見られます。

安全性やどういった流れで治験が行われるか等、参加者の疑問を解決するための説明会兼登録会になります。

説明の最後に登録の有無を聞かれるので納得できた場合登録しましょう。

 

登録した場合会員用ページに入れるようになるので、参加したい治験に応募します。

すると電話がかかってくるので詳細と健康診断を受ける日程を伝えられます。

健康診断までの過ごし方を伝えられるので、合格したい場合は注意点を守りましょう。めちゃくちゃシビアな健康診断です。

酒、タバコ、カフェインの摂取、食事時間、過度の運動等々色々な制限が出てきます。

 

日程なると健康診断を受けることになります。

尿検査、採血、心電図、医師による診断が主。

複数人で実施されるので2時間~3時間ほどが目安になります。

この際に多めの交通費と健康診断参加費を貰えます。

後日の合否発表を待ちましょう。

 

電話連絡で合否が伝えられます。

合格した場合、再度参加についての注意点が伝えられます。

また、この際に予備軍として合格する場合もあります。

予備軍とは合格者に問題があった場合の入れ替え要因になります。

予備軍として参加した場合、参加後2か月程度は再度応募することはできませんが、次回の参加の際の優先権が与えられます。

 

参加当日、合格者と予備軍が集合し参加する治験について詳しい説明があります。

海外での臨床実験の結果の副作用の有無、今回参加する上でのリスク等々、それを納得できた方のみが参加することができます。

基本的に海外で何度も臨床実験がされた後の最終確認が日本で行われるので、滅多に副作用で体調不良等が起こることはないです。

あったとしても軽い頭痛や、吐き気等軽い症状です。

 

その後、参加者全員で健康診断を行います。

そして全員で1日入院します。

翌朝の健康診断の結果、合格者に不備があった場合、予備軍と入れ替えになります。

1名不備があった場合は1名が交代、2名の場合は2名、0名の場合は予備軍が帰宅になります。1日分の報酬と交通費を頂いて終了。

この関門を抜けきった精鋭で、本格的な治験の開始です。

ここまでくればあとはただひたすら日々を過ごしていくだけです。

 

参加するまでにかなりの体調管理を要求されます。

なのですこぶる健康になりますね。

ニートやフリーターの場合、無料の健康診断を受けられるし健康的にもなるのでぜひ参加したほうがいいと思いますよ。

 

治験参加中の生活は?
  • 薬の投与(1/3はただのビタミン材を使用しプラセボ効果の実験)
  • 毎日の採血
  • 時間管理された食事、生活
  • 決められた時間以外は自由時間
  • 過度な運動は禁止
  • 長期の場合は外出許可がでる場合も有り

 

薬の投与は医師の前で完全に決められた水分量で薬品を飲みます。

偶にかなり大きめの薬の場合もあり、もっと水ほしいんだけど・・・と思うこともあります。飲んだら口の中をチェックされるので不正はできません。

参加者の内1/3はプラシーボ効果を見る為にただのビタミン剤を飲みます。

勿論参加者はどれがビタミン剤かはわからないようになってます。

 

ほぼ毎日のように採血があります。

抜かれる血の量は大したことがないので、すぐに終わりますが参加する治験によっては目茶苦茶採血数が多い場合もあります。

僕が参加した中では2時間で20回の採血をするといったこともありました。

さすがにこれはきつかった・・・。別に採血回数が多いからといって貰える金額が高くなったりはしませんのでご注意ください。

治験に参加する際は、採血数もしっかりと教えてくれるのできちんと確認するようにしましょう。

基本的には1日2回の採血が最低ラインになります。

 

入院中は徹底した時間管理が行われます。

起床、消灯時間は勿論のこと、食事開始、食事終了時間まできめられてます。

食事は残すことは許されず、時間いっぱいを使って食べることが決まりです。

はやく食べすぎてもダメですし、食べきれないのはもってのほかです。

看護師のお姉さんがストップウォッチでしっかりと時間を計ってます。

 

起床、食事、検査、消灯の決められた時間以外は自由行動です。

自由行動といっても建物内から出ることは許されてません。

またゲーム等の持ち込みも禁止されてます。

携帯電話は許可された時間のみ使用可能になってます。

基本的には漫画喫茶のような感じですね。

大量の漫画、DVD、ゲーム機、ボードゲームが用意されてますので自由に使って遊んでいいです。勉強をしたければ持ち込んで勉強をしても全く問題ないです。

なんだかんだで結構充実した生活をおくれます。

 

過度な運動が禁止というのは、筋トレやジョギング階段の昇降トレーニング等々、基本的な生活で行う行動以外の運動が禁止されている場合が多いです。

運動をしてしまうと体内での薬品作用にばらつきが出てしまう為ですね。

これは人によってはストレスに感じてしまうところかも知れませんね。

 

長期入院の場合は、散歩やボーリング等外出できる機会があります。

なんかもう大人の遠足状態です。

20歳以上の大人が引率の看護師さんに連れられて散歩してるんですから変な光景ですよね。

入院患者20人ぐらいでのボーリング大会ってのは結構面白いもんです。

そしてそして!一緒にいる看護師さんの私服が見られるというおまけ付です!

1ヵ月の禁欲生活ともなれば・・・・。

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治験終了後は?

最終日に報酬を手渡しでもらえます。

次回もぜひ参加してくださいとの旨を伝えられ解散となります。

一度治験に参加すると数か月は参加できません。

また入院中の態度が悪い場合は、次回からの参加を見送られる場合や、ひどい時は途中退館させられることもあります。

しっかりとした規則正しい生活を送ることで、優先的に優良治験を案内してもらえるようになります。

 

デメリットはないの?

入院の場合は、集団生活を数日~1ヵ月程度することになります。

それがストレスに感じる方は向いてないですね。

簡単に言えば部活の合宿や、修学旅行のようなものです。

入院生活の態度も看護師のお姉さんにしっかりと見られており、だらしない方は治験センターに不利になる情報を入れられてしまいます。

真面目に生活することを心がけましょう。

実際僕は健康診断に遅れたことが何回かあったのですが、次遅刻したらもう紹介できませんと言われちゃいました。

あと喫煙者の方!基本的にタバコは検査の前段階からずっと吸えなくなりますよ!

 

ほぼ起こることはないですが、偶に副作用が出る方がいます。

僕も過去に何回か参加しましたが、2人だけ軽い頭痛を発症した方がいました。

もし仮にひどい副作用がでた場合は、途中退館となります。

治療費や不祥事が起きた場合の賠償責任はしっかりとしているので安心です。

ただ副作用が起きることはほぼないといってもいいです。

上記にも書いてますが、過去に何度も臨床診断を行った薬品で問題ないと判断されたものを摂取するので安全といってもいいくらいですね。

 

健康診断に落ちた場合のデメリットはなかなか大きいです。

人気の長期案件の場合、実施日の1ヵ月前から募集を締め切ります。

なのでその日程はかなり前から予定を開けておかないといけません。

それにも拘わらず、当日の健康診断などで不合格となってしまった場合、予定がすっぽりとなくなってしまいます。さらに2か月間は次回の治験の参加もできません。

目も当てられない状況になるので、体調管理はしっかりとしましょう!

 

治験を受けるときの注意点は?
  • 4か月以内に献血をしている場合参加不可
  • 数か月以内に海外旅行に行っている場合参加不可
  • 検査1ヵ月以内に通院等、体調不良になっていない
  • 常備薬(目薬等も含む)を摂取している場合は参加できない場合アリ
  • 女性は入院で参加できる治験が圧倒的に少ない

 

上記の項目は絶対に守っていないといけない部分になります。

本当に体調が完璧な人でないと参加できないのが治験。

なので興味のある方は健康診断がてらにとりあえず参加してみるのもオススメです。

 

女性向けの治験はあるにはあるのですが、男性向けの方が圧倒的に数が多いです。

通院タイプや1回のモニター参加型等、女性向けの治験は若干金額が安い傾向にありますね。しかし1時間~2時間で5000円~10000円程度は報酬を頂けるので高収入なバイトであることに違いはありませんよ。

入院タイプの治験は滅多に参加できないと考えておくほうが無難です。

 

特におすすめの治験案件は?

今まで僕が参加した中で一番おすすめの治験を紹介します!

なんと!治験なのに薬品を飲まないものがあるんです。

タバコの臨床実験で、1ヵ月ほどタバコを吸う人間と吸わない人間にどのような体への変化があるのかを調べる検査。

タバコを吸わない人間は普通に1ヵ月施設で生活し、喫煙者は毎日決められたタバコ決められた本数吸って施設生活するだけ。

それだけで1ヵ月で約60万円ほどもらえます。

この検査は定期的に行われているのでいつでも参加できるチャンスがあります。

すこぶる人気なので一瞬で埋まってしまいます。

 

しかし、最初からこの治験に参加できるチャンスは少ないと思ってください。

何度か短期間でいいので治験に参加し、治験センターに問題ない人間、協調性のある人間だと判断された方から順番に埋まっていく可能性が高い案件になってます。

これに入れるようになったらあなたも治験マスターだ!

 

まとめ

治験の印象はどのようなものになりましたか?

危険なことはないですし、保証やレクチャーもしっかりとしています。

ただ、副作用によって後遺症がでるといった可能性も100%ないわけではないです。

そういうことはしっかりと説明を聞いて、納得した上で参加しましょう。

治験に参加することで、自分の健康状態もしっかりと管理され生活習慣も改善される等々メリットも多くあります。

治験に参加しないとしても、無料どころかお金を貰えて健康診断ができます。

僕はフリーター時代に健康状態のチェックに治験を利用し、報酬を頂いてました。

非常に高収入なおすすめのバイト(有償ボランティア)ですね。

 

JCVN治験ボランティア

気になる方は最大手のJCVNに登録しておけば間違いないでしょう。

治験サイトには、登録料やわけのわからない費用を要求してくる怪しいサイトもあるので気を付けてくださいね。こちらのサイトであれば間違いはありません。

また、ニキビ・アトピー、メタボで悩んでいる方にはすごくオススメ!

市販薬があまり効果が感じられない。皮膚科で治療費を払ってる方がいらっしゃれば治験でお金を貰いながら治療をしてみるのもオススメです。

JCVNはニキビ・アトピー、メタボ治験に非常に力をいれていますので、効果が高いと思います!

ニキビ・アトピー治験ボランティア

最先端の治療が無償で受診でっきた上で、お金までいただけるので非常にお得になってますよ。

業界最大手の充実のサービスも魅力的ですね。

専門の医者がしっかりと診断アフターケアまでバッチリなので、安心して受けれる治験になってます。

定期診断(健康診断)も無料で受けれるのでメリットが高いです。

さすが10年以上の実績を誇る治験ボランティアサイトといったところでしょうか。

兎にも角にも、まずは事前検診で自分の体のチェックを行いましょう。

なるべく早くに事前検診をうけたほうが参加できるボランティアの量を増えますよ。

 

ニューイング

臨床試験・治験のボランティア参加関連業務のパイオニア。 15年の実績があるNPO法人ニューイングです。

こちらも登録料や年会費は一切かかりません。

複数サイトに登録しておくとよりお得な治験ボランティア案件を発見できる可能性がありますのでおすすめです。

登録会や事前検診にもいくだけで協力費と交通費が貰えるので、登録して検査に行くだけでもお得ですよ。

 

上記以外のサイト等で、年会費や登録料を要求してくるサイトもありますので十分に注意してください。

ボランティアですので基本的にはそういった費用は一切かかりません!

 

また、通院型や女性向けの治験についてはこちらに詳しく記載してます。

治験バイトには女性も参加できる?女性におすすめの通院型治験モニター

女性も気軽に参加できるようになっているのでぜひ登録してみてくださいね。

 

治験バイトは高額な報酬が貰えるメリットがある分、やはりデメリットも絶対についてくる部分があります。

入院生活、食生活の改善、禁欲、自由度が高い生活を送れるといっても監視下におかれた生活を余儀なくされます。

また薬を飲むので、人によっては体に合わない場合もあります。

軽い頭痛や、吐き気を催してしまう場合ももしかしたらあるかもしれません。

しかし、こういったデメリットはしっかりと治験を受ける前に毎回、専門医師がしっかりとレクチャーしてくれます。

それに自分が納得できた方は、ぜひ参加してみてください。

以外にグループ生活なんてのも楽しいもんですよ。

自分のやりたいことを集中して、できる環境でもあるので勉強や、作業もすごく捗りますしね。

 

僕の実体験からは時間が取れる方にはぜひオススメしたいバイトになってます。

皆さんもしっかりと納得した上で参加してみてはいかがでしょうか?

健康診断を受けてみて納得できなければ、やめたらいいだけですしね。

すごく健康的になれるので、本当にオススメのバイトです。

 

以上、危険?稼げる?治験バイトの実態は?デメリットはあるのか?についての記事でした。